ロメオトマトのパスタ 480kcal/1人分
自宅で簡単! 極旨イタリアン 生トマトで作ると味が全然違います
材料(2人分)
料理用生トマト
「Oh!ロメオ」 5~6個
パスタ 160g
ニンニク 1片
オリーブ油 大さじ2
唐辛子 1本
バジル 6枚
(イタリアンパセリ)
塩 適量
粉チーズ 適量
1.ニンニクはみじん切り、トマトは好みで湯むきし、ざく切りにする。
2.フライパンにニンニクと唐辛子、オリーブ油を入れ弱火で温める。
3.香りが立ってきたらロメオを加え、小さじ1/2の塩を振ってトマトが少し煮とけるまで中火で炒める。
4.パスタをアルデンテに茹でる。
5.茹で上がったパスタの水をしっかり切ってフライパンに入れ、強火で水分を飛ばしながら煮絡め、塩で味を整える。
6.お皿に盛り、バジルをちぎって振り、粉チーズをかけオリーブ油(分量外)を好みでふる。
コツ・ポイント
水分の多いトマトソースは強火でパスタに煮絡めるのがコツ
ベーコンや豚肉、鶏肉を入れるとワンプレートでOK!
イタリア人のトマト「Oh!ロメオ」と夏野菜ナス、ピーマン、ズッキーニ、セロリの相性抜群。
料理の本によく書いてある一般的なトマト料理の作り方をご紹介します。しかし、実はこの方法では、達人は調理していないのです。
街頭で「湯むきして種をとる」という手順について聞くと、皆さん「やっている」と答えます。でも、この“基本手順”は本当に正しいのでしょうか?
そこで、主婦の皆さんにトマトソース作りに挑戦してもらいました。これらをイタリア料理の達人に試食してもらうと、40点、50点、60点と、一人の80点を除いては低い評価になってしまいました。主婦たちのトマトソースパスタは、達人のものとは大違いだったのです。
基本のレシピの間違いとは何でしょうか? 本場イタリアの方のトマトソースの調理法を見てみましょう。
イタリア人のご家庭を拝見すると、トマトソースを作るときには、「湯むき」もして「種」もとっていました。主婦の皆さんが試食をすると、「とてもおいしい」という評価。ということは、トマトソースの基本「湯むきして種をとる」のは正しいのでしょうか?
実はこのイタリア人のご家庭では、日本でおなじみのトマトとは形が違う調理用トマトを使って調理していたのです。調理用トマトは、イタリアでよく栽培されていて、ピーマンのような形をしています。
イタリアの方はこの調理用トマトでソースを作るときには、皮をむいて、種をとって調理します。調理用トマトは生食用トマトに比べて、皮が厚くなっています。
2種類のトマトは、収穫する時期が違います。調理用トマトは十分赤くなってから収穫するのに対し、一般的な生食用トマトは真っ赤にならないうちに収穫します。
収穫するときの色が違うと、うま味の割合が異なります。グルタミン酸の量(果肉部)を調べると、調理用トマトは100グラムあたり283ミリグラムでしたが、生食用トマトは86ミリグラムでした。よって、イタリアのトマトは種をとって果肉だけで調理しても、十分美味しくなるのです。
ではなぜ、実っているときの色の違いで、うま味が違ってくるのでしょうか? これは、トマトの生育の仕組みに理由があります。
調理用トマトは、真っ赤になるまで実らせることで、うま味をたっぷり蓄えます。一方、一般的な生食用トマトは、生で食べることを前提としているため、皮が薄く作られていて、あまり完熟させすぎると皮がぶよぶよになってしまいます。
つまり、イタリアの調理用トマトはうま味を、日本の生食用トマトは甘味を追求してきたといえます。